いよいよ8月になりました。学校によっては夏休みに入った学校もあると思います。生徒たちにも少しは宿題や課題から解放されて余暇を過ごす機会が生じるかも知れません。今回は、「余暇に何をするか?」について話します。前回の「教科」に続いて身近な話題なので、仕掛けはシンプルなものになります。

【展開例】 太字部分の質問は、ペアでお互いに質問させます。

T: As you are high school students, you spend a lot of time in school. How many days do you come to school a week? Five days? Six days, or seven days? As I love school, I come to school eight days a week. No, no, I’m only joking. I really want to have some free time. Do you often have free time?

- Do you often have free time?

T: S1, do you often have free time?
S1: No. I do not often have free time.
T: Why not? Why don't you often have free time?
S1: I belong to baseball club, so I practice baseball every day.
T: Does your partner often have free time?
S1: She says, she doesn’t have free time so often. She has a lot of things to do at home.

Do you often have free time? という質問は、教科書ではまず取り上げられることのないものです。これまでにも何度か触れましたが、このようないわゆる「会話表現」は、日常生活の実際のコミュニケーションの場面では大いに重要です。日常のやりとりに使われる表現もまた、学ばなくては身に付きません。そのようなやりとりを学び、実践する場を与えることもSmall Talkの役割の一つと言えるでしょう。

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T: Most of you seem to be very busy. Well, when you have free time, what do you like to do? I like reading books.

-- What do you like to do in your free time?

T: S2, what do you like to do in your free time?
S2: I like to see movies.
T: You see movies alone?
S2: I often see movie with my sister. Sometimes I see movies alone.
T: What does your partner like to do in his free time?
S2: He likes to play video games.

What do you like to do in your free time? という質問は、日本語で言えば、「趣味はなんですか?」に近い表現で、覚えておくと便利なものです。ここではあまり深入りしませんでしたが、時間に余裕があるときは、生徒の答えを拾って、さらに質問を加えたりしても良いでしょう。

When you have free time, do you like going out or staying at home?

- When you have free time, do you like going out or staying at home?

T: S3, when you have free time, do you like going out or staying at home?
S3: I like going out. I go out if the weather is nice.
T: When your partner has free time, does she like going out or staying at home?
S3: She likes staying at home.
T: What does she do at home?
S3: She practices playing the piano.

go outやstay at homeといった表現もまた重要な表現であることから、この質問をさせてみました。「英語」としての負荷は全く高くありませんが、「内容」の部分では自分の答えを用意しなくてはならないので、それなりの負荷がかかります。実際には生徒たちは様々なことを表現しようとすると思うので、教師が英語にするのを助ける必要があるかも知れません。「友達とぶらぶらするのが好き」を英語どのように表現するかを教えれば、生徒たちはきっと覚えようとしてくれるでしょう。

そのように生徒が表現したいことを「引き出し」て、英語でどのように表現するかを教えることには大きな意味があります。それは予定調和のコントロールされたやりとりではなく、生徒の主体的な表現活動だからです。このようなやりとりにおいて、生徒が主体的にコミュニケーションしようとする態度を持てるよう、それを促す「雰囲気」を醸成したいものです。そのためには、どんな内容であれ、生徒が主体的に自分を表現しようとしているときには、常に丁寧にそれを拾って対応する必要があります。常に、生徒が積極的にコミュニケーションしようとする態度を評価するべきです。

今回は、「余暇に何をしますか?」をトピックに、シンプルな展開を紹介しました。先生方なら、「余暇の過ごし方」をめぐってどのようなやりとりをすることを考えますか? 次回は、これらのやりとりにさらに多くのことを加えた展開を紹介します。

 

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