投稿日:2020/04/28

小・中#3-2: How do you keep in touch with your friends? 友だちとどのように連絡をとりますか?(後)

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Small Talkってどうしたらいいの?
児童生徒の発話を引き出す問いかけって?
ここでは、今日の授業ですぐに使える実践例を毎週トピックとともにご紹介します。

Week 3 のトピックは「友だちに連絡をとる方法」です。前回は「4月20日の郵政記念日」に関連して、先生が「手紙(letters)」について語る場面から始めました。続く展開例では、まず「友だちに手紙を書くかどうか」を先生が数名の生徒に尋ねます。そして「手紙を書かない」という生徒には、さらに「他にどのような方法で友だちと連絡をとるか」と尋ね、手紙以外の方法を挙げさせます。いくつか方法が出てきたら、「これらのうち、どの方法が好きか」とクラス全体に問いかけ、理由とともに答えるように促しました。

小・中#3-1: How do you keep in touch with your friends? 友だちとどのように連絡をとりますか?(前)

上のWeek 3-1【展開例1】のなかで「手紙」以外の「友だちに連絡をとる方法」を引き出したのは、「自分が好きな方法」が「なぜ好きか」と問われるだけでは、「好きなものは好き」という反応になってしまいがちだからです。 他の方法と比較することにより自分が好む方法の「どういうところが良いのか」を理由として述べやすくなるように支援 を行いました。

児童生徒の論理的思考力が発達すれば、自分の意見に どのような理由を添えれば説得力が高まるか を自分で考えられるようになります。そして、その発達を促すためにこそ、 指導者から適時に適切な「支援」を行うことが必要 です。児童生徒の学習内容の習得状況に応じて、支援の方法や内容(質的側面)、および頻度(量的側面)などを調整していくことが、小・中・高等学校を通じた新たな「外国語」の教育課程で目指されるものなのです。

さて今回は、「友だちに連絡をとる方法」というトピックから、他にどのような展開ができるかを考えていきます。


【展開例2】

携帯電話や電子メールが普及した今では、児童生徒に “Do you write letters to your friends regularly?” や “How often do you write to your friends?” と尋ねても “Not so often.” という答えが多いと予想されます。せっかく「誰に、どんな手紙を書きますか?」と対話を深めようとしても、そもそも「手紙をあまり書かない」、「手紙というより、年賀状だけ・・・」では話が進みません。そこで、「なぜ手紙を書かないのか」という理由を考えていきます。

T: Now I hear that the number of people who write letters regularly is decreasing. [The number of people who write letters regularly .... This number is now going down.] Why? Do you have any ideas?
S1: I think it takes several days. But I can talk with my friends … すぐに, soon?
T: So you mean ... it takes several days for a letter to be delivered? If you drop your letter in a post box today, it will be delivered in a few days. But if you call your friend, you can talk with him or her right away. You can get through to your friend instantly. Good point! Thank you, S1. Any other ideas?
S2: We now have mobile phones.
T: Yes, we do. You don’t write letters because you have a mobile phone? Why?
S2: We can talk with our friends anytime.
T: I see. ....

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【展開例3】

(トピックそのものとは離れてしまいますが・・・)小学校では、先生が絵はがきを見せながら Show & Tell をしてみるのはどうでしょうか。can や I want to ~ などの既習表現を組み込んでいます。

This is a postcard from my friend in London. Look at this picture. It's one of the old castles near London. It's beautiful. A river, a bridge, and many trees. Can you see some swans here?I want to go to the UK. I want to visit the castles. I want to enjoy "Afternoon Tea." I want to see my friends!

また、過去を表す表現に慣れ親しんだあと、先生が絵はがきを見せながら、それらの表現を改めて聞かせることもできます。同じ内容をジェスチャーや実物を見せながら語れば、児童も内容を推測しながら理解できそうです。

Look. What are these in English? Yes, postcards. I bought these last summer. I went to the Fuji Five Lakes, the five lakes of Mt. Fuji, or “Fuji-goko,” last summer. I enjoyed hiking around Lake Motosuko. I ate “hoto” ― thick noodles. It was delicious. I saw the reflection of Mt.Fuji.(絵はがきの写真を指して)It was beautiful.

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今回のトピックは、特に小学校の児童にとって、学校外で「友だちと連絡をとる」ことがどれだけあるのかを考慮すると、やや発展させるのが難しいものでした。英語の表現も、小学校の学習内容を超えてしまった部分が多くなりましたが、何度も言い換えを試みたり、ジェスチャーで示したり、写真や実物を見せたりしながら、「何となくこんな意味かな」という推測を引き出していけたらと思います。

次回の更新は連休明けの 5月8日(金) の予定です。
今回の反省を生かし、対象となる児童生徒に「身近な」トピックを取り入れますのでお楽しみに!

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