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セミナー・イベント

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2023.11.21 セミナー・イベント

#2「英検」研究助成 研究により達成したい私の想い【実践部門】

第36回「英検」研究助成の入選テーマが8月14日に発表されました。入選された方々それぞれには、自らの研究により達成したい思い、改善したい課題があります。そんな入選者の熱い想いを皆様と共有いたします。

第2回の今回は、実践部門より4名の研究テーマと想いを紹介します。

「英検」研究助成の解説動画はこちら》

第36回「英検」研究助成の入選テーマはこちら》

坂口寛子さん(福岡県立春日高等学校 教諭)
研究テーマ:ディベートスキルとジャッジスキルの向上を目指した高校生英語ディベート初心者への効果的なフィードバック

私がこの研究テーマを選んだ理由は、ディベートの目的がジャッジの説得にあるという理由からです。ディベーターは、練習や準備に多大なる労力や時間をかけ試合に臨むため、ジャッジからの試合結果とその判定理由のアナウンスの瞬間は、ディベーターにとって自分たちのディベートがどのように判定されたのか、集中力が最大限に高まる瞬間です。現在、多くの試合では口頭による発表が多いですが、口頭以外の手段を用い、判定に至るまでのジャッジの思考過程、つまりジャッジが理解・納得できなかった点、逆に高く評価した点をディベーターに分かりやすく提示することができれば、ディベートスキルやジャッジスキルの向上が期待できるのではないかと考え、このようなテーマを設定しました。

髙木 哲也さん(筑波大学附属高等学校 教諭)           
研究テーマ:明示的知識を外化して正確性の向上を目指す指導の効果
―長期的な筆記ランゲージング・エピソードの分析を中心に―

私は2021年8月、国内のランゲージング研究者である先生方の研究発表を聞いた際に、「ランゲージングを活用すれば、生徒の書く英文の正確性を効果的に向上できる」と考え、国内外の先行研究を読み始めました。それまでも様々な分野の数多くの研究発表・研究論文等を参照してきましたが、初めてある特定の研究分野に関する知見が蓄積されていく実感を得ました。得られた知見をとおして、限られた授業時間でどのように言語面の正確性を効果的に伸ばすか、という課題に対してランゲージングが解決策になり得ると感じました。以降、ランゲージング研究の中でも特に実践・研究が不足している筆記ランゲージングを活用した授業実践・研究を中心に行い、その内容を学会や論文等で発表しています。比較的新しい研究分野のため、一人の英語教師でも微力ながら実践・研究を発信する意義を感じられる点も魅力を感じており、日々実践・研究を続けるモチベーションにもなっています。

久山 慎也さん(広島県立安芸府中高等学校 教諭)
研究テーマ:ディスカッション活動において高校生の発話の論理性を高める取組

教室内で対話的な学びを実現するうえで、ディスカッション活動はその核になると考えます。高等学校学習指導用要領解説では、ディスカッションの目標として、生徒が「情報や考え、気持などを論理の構成や展開を工夫して詳しく話して伝え合うことができるようにする」ことが掲げられていますが(文部科学省2018、p.183)、その一方で、生徒の活動の様子を見てみると、自分の意見を述べることに集中してしまい議論がかみ合わないまま話が進む、あるいは意見の理由付けが曖昧で感想以上に議論が深まらないといった課題も見られます。本研究では先行研究で取り上げられているディスカッション方略に着目し、その明示的な指導により生徒の発話がどのように変化していくのかを記述することを目標としました。自分自身の指導法の選択肢を増やすためにも、助言担当委員の和泉伸一教授のご指導を仰ぎつつ、研究に励みたいと思います。

吉澤 孝幸さん(秋田県立秋田南高等学校 教諭 昭和女子大学大学院在籍) 
研究テーマ:メモによる「概念化」がスピーキングにおける「即興力」に及ぼす効果の検証
―用法基盤モデルに基づいたスピーキング指導を通して―

中学校学習指導要領における言語活動の高度化の切り口として「即興力」の育成が挙げられます。即興力とは、限られた時間に内容を構成して伝えることです。即興力は、スピーチにもやり取りにも必要な力ですが、「話すこと」の指導を考えた場合、これまでタスクの工夫やフィードバックなどに注意は向けられていても、話すまでのプロセスに正面から向かいあうことはそう多くなかったと感じています。そこで、即興力を育成するまでの「橋渡し」として、キーワードだけからなるメモを1分程度で作成し、そこから文を組み立てることを目的達成までの手段としました。キーワードから文を組み立てることは、語には文に育つ要素がふくまれているというワードセンテンスの考え方と軌を同じくします。先般の全国学力調査においても、限られた時間に考えをまとめることがいかに重要か分かります。これらのことを解決するための手段としての有効性を教室に根差した研究を通して明らかにすることを目的とし、本テーマを設定しました。

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