「聞く」⇒「話す」⇒「読む」⇒「書く」の流れを大切にし、繰り返し聞かせることを意識しています。担任はすべてを英語で話そうとするのではなく、児童の実態に合った言語材料を明確にし、何をインプットさせたいかを意識し授業を行うようにしています。Unit 6 This is my town.では、We have~. You can~.の表現を繰り返し使うことを意識しながら、担任が自分の出身地の町を紹介したり、学校がある地域でよく行くお店を紹介したりするなど、まずは指導者が「自分のこと」を話すことで児童も聞く意欲がぐっと高まります。その際「あの言葉は英語で何て言うのかな?」と悩むことがあると思います。しかし、その時間にインプットさせたい言語材料以外は無理して英語で話す必要はありません。英語力に自信がない教員も、自分のことを決められた言語材料で話し、無理なく「聞く」→「話す」の授業を展開することを校内で大切にしています。
2. 子供たちが聞きたくなる・話したくなる発問の工夫
Unit 6 This is my town.では、「三鷹の良さを伝えよう!」という最終目標を、国語科と関連し設定しました。(外国語はALTに対して、国語は地域に発信)しかし、毎時間、児童に住んでいる町について話させるのは、聞く方も話す方も飽きるので、意欲がどんどん低下していきます。そこでWe have~. You can~.などの言語材料を定着させるため、様々なバリエーションの発問でやり取りを行いました。目的・場面・状況を明確にし、子供の自由な発想を大事にすることで児童の「聞こう・話そう」とする姿の高まりが見られるようになりました。
例「100年後の三鷹にあるもの」「夢の教室にある物を紹介しよう」など
発問を工夫することで、友達の発言を聞く意識がより高まるので、指導者は児童一人一人に答えさせ、言語材料をしっかり言えているかを確実に見取ることもできます。 また4年生Let’s Try! 2 What do you want? の単元でも同様に、考えたピザやパフェを紹介し続けるのでなく、児童が「wantで色んなことを伝えられる!」と実感させられるかどうかを意識し、授業を展開していきます。