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2024.01.30 教育現場より 学校での英検活用

きめ細やかなカリキュラムで 英語によるコミュニケーション能力アップを目指す

駿台学園中学校・高等学校
伊藤 志保先生
関 拓也先生

英語教育に力を注ぐ、中・高一貫校

 東京都北区に位置する駿台学園は私立の中学・高等学校一貫校で、英検協会から昨年度比で受験率が最も伸びた団体に贈られる「2022年度カナダ大使賞」を受賞した、英語教育に熱心に取り組んでいる学校です。
 中学校では「特選クラス」「総合クラス」を設置して、習熟度やレベルにあった授業を実施しています。また、高等学校には「特選コース(GMARCHチャレンジ・コース)」「進学コース(チャレンジ・コース)」に、「スペシャリスト・ハイブリッド」と「スペシャリスト・オリジナル」の2つのスペシャリスト・コースを加えた4つのコースを設置。一人ひとりの進路や学習スタイルにきめ細やかに対応し、充実した学習環境を整えています。

授業で目指すのは「英語で自分の意見を発信できる」こと

伊藤先生
 私は、高校1年の特選コースの担任をしながら、高校1年全体の「論理・表現」、高校1年の進学コース「英語コミュニケーション」、高校3年の特選コース「コミュニケーション英語」の授業を担当しています。生徒が自分の意見を発信できるくらいに英語を使いこなしてほしいという思いで、日々活動しています。授業では主にタブレットとプロジェクターを使い、時にはゲームを取り入れるなどアクティブな授業を行って、生徒が飽きないように工夫しています。 

関先生

 私は、高校1年の特選コース「英語演習」、高校2年全体の「英語コミュニケーション」とスペシャリスト・コースの「論理・表現」、高校3年の進学コース「コミュニケーション英語」を担当しています。生徒がしっかり発語し、英語でアウトプットできるようになることを目標に授業を進めています。

英語力は、視野の広い人間形成の力強い手段の一つ

伊藤先生 
 本校は他の私立学校と比べて英語教育に力を入れています。校長が英語教育を重要視しており、会話のツールとして英語を使って海外の人たちとコミュニケーションを取り、異文化交流することで視野の広い人間になってほしい、という強い思いがあることが理由のひとつです。 

関先生
 
 その一環として「英語コミュニケーション」の授業のうち、週1回は常駐の外国人講師による英会話中心の授業を組み込んでいます。また、希望者を募り、アイルランドに約2週間滞在するという夏季語学研修も行っています。ホームステイをして現地の語学学校に通い、スペインやイタリアなど国際色豊かなクラスメイトと一緒に英語を学びます。午後にはアクティビティとしてスポーツやディスコ大会を楽しむなど、生の英語に触れるという体験はもちろんですが、そういった異文化交流が楽しかったという感想を生徒からたくさんもらっています。

英語に興味を持ってもらうきっかけづくりやスキルアップに、英検を活用

伊藤先生 
 英検は級ごとにステップアップできることがモチベーションアップに繋がっていて、英語学習の楽しさを広げることにひと役買ってくれていると思います。 
 英語学習を行う中で、得意な生徒は自発的、継続的にスキルアップして、英検に対しても「次は準2級を目指すね」と自分で目標を掲げて努力します。一方で最初に苦手意識を持った生徒はどうしても英語から遠ざかりがちなのですが、英検合格がきっかけになって英語学習におけるモチベーションが上がり、飛躍的に英語力が上がった、という事例はたくさんあります。

関先生
 
 近年、大学入試においても、級によって加点や英語の試験が免除になるなど英検を活用している大学が年々増えています。このことを知らない生徒が多いので積極的に伝えるようにしています。

「英検2級合格」を英語学習の目標に

伊藤先生 
 学園として「卒業までに英検2級合格」という目標を掲げています。そのために毎回、英検の受験前には対策講座を設けて過去問題を中心に解いたり、リスニングの練習を実施したり、二次試験対策としては一人ずつタイムテーブルを作ってスピーキングの指導をしています。授業の中でも「この単語、英検で出そうだよ」と伝えて、関心を高めるようにしています。

関先生
 
 英検ではライティングは重要な技能ですが、最初は何も書けない生徒もいます。でも、これは実力というより形式やアウトプットの仕方、時間配分を知らないことによるものなので、一度生徒に書いてもらって添削をするという工程を何回か繰り返して“英語で書く”ことのコツやポイントを徹底的に指導し、時間の使い方も体得してもらいます。
 また、本校では準会場実施を採用しており、学校で英検を受験することで全員が授業終了後いっせいに移動できるので、効率的かつ気分的にもリラックスして臨めるのは利点だと考えています。

伊藤先生
 
 それと、準会場実施だと受験料が少しお安くなることや、今回の不合格でも次回のチャレンジが無料になる「4級・5級チャレンジキャンペーン」を利用できることで、英検に取り組みやすく、失敗しても英語への興味の芽を摘むことなく、伸ばすきっかけになっていると思います。

モチベーションをアップして、使える英語力を自分のものに

伊藤先生 
 生徒には“英語を投げ出さないで欲しい”という思いで指導しています。授業にゲームなどを取り入れているのも、英語にもっと親しみを感じてもらいたいという考えからです。実際にゲームで楽しんでいるうちに「あ、わかった!」と英語に興味が湧いて、苦手意識がなくなっていった生徒もいます。

関先生 

 英語教育で大変なのは「モチベーションを上げること、そして持続してもらうこと」です。その点、上位級合格へのチャレンジという目に見える目標を立てられる英検は効果的だと思っています。過去問題を解いたり、リスニングやライティングの演習に取り組んだり、さらに“上位級”を目指して努力をしているうちに英語への興味や実力が深まり、英語で自分の思いを発信できるようになっていきます。そういう生徒たちの成長に寄り添い、後押ししていくことが大切だと考えており、これからもしっかりバックアップしていこうと思っています。

>「学校での英検活用」一覧はこちら

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